市区町村境界時系列データ
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データの概要

過去の市区町村の境界線を表すデータです。
1947年5月3日以降(以下の「時系列範囲」を参照)の任意の日付時点での市区町村境界を表示できます。
ベクタデータ(FlatGeoBuf形式、pmtiles形式)のAPIとして配信します。(ダウンロードファイルでの提供は準備中です)
市区町村領域を表す面データと、境界線を表す線データの2種類があります。
データの内容はむかしの市町村境界マップで閲覧できます。

配信URL

現在のバージョン:0.1

1.領域データ(ポリゴンデータ)

FlatGeoBuf形式:
https://hanishina.net/maps/tiles/polygon.fgb
pmtiles形式:
https://hanishina.net/maps/tiles/polygon.pmtiles
※レイヤ名は「polygon」

2.境界線データ(ラインデータ)

FlatGeoBuf形式:
https://hanishina.net/maps/tiles/line.fgb
pmtiles形式:
https://hanishina.net/maps/tiles/line.pmtiles
※レイヤ名は「line」

時系列範囲

地域により、データ整備済みの時間範囲が異なります。以下の期間外の日付はデータが正しくありません。
データ整備範囲は順次拡大していきます。

1947年5月3日以降のデータを表示可能青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
1970年4月1日以降のデータを表示可能北海道、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

領域データについて

各市区町村および湖の領域を示すポリゴンデータ(MultiPolygon型)です。

属性値:
fid(FeatureID)
KEN地物の所属する都道府県名
SHICHO地物の所属する支庁名(北海道・東京都島嶼部・長崎県対馬のみ)
GUN地物の所属する郡名(政令市の区の場合、政令市名)
NAME地物の名称
CODE5総務省が定める5桁の自治体コード(1970年以降に存在する市区町村のみ)
CODE6当サイト独自に定める6桁/7桁の自治体コード
TYPE地物の種別[市,特別区,政令区,町,村,帰属未定地,入会地,湖]
START地物の開始日(データ整備期間の初めから存在している場合、1889-04-01)
END地物の終了日(現存する地物の場合、2999-12-31)
※TYPEが「湖」の場合、fid・TYPE・START・END以外の値は空白。

境界線データについて

各市区町村の境界線を示す線データ(Line型)です。

属性値:
fid(FeatureID)
TYPE線の種別(下表参照)
TYPE20:陸上境界 1:湖上境界 2:海上境界
KEN都道府県を示す2桁のコード(県境の場合、2つのコードを「-」でつないだもの)
START地物の開始日(データ整備期間の初めから存在している場合、1889-04-01)
END地物の終了日(現存する地物の場合、2999-12-31)
※KENは、都道府県コードに基づく。
TYPEの値:
属性値説明
海岸線
湖岸線
都道府県境界
支庁支庁境界(北海道のみ)
市及び郡の境界
同一郡内の町村境界
特別区東京特別区の境界
政令市の区境界

使用上の注意

地域によって利用できる時系列範囲が異なります。現在多くの地域で「1947年5月3日以降」の日付が利用できますが、一部「1970年4月1日以降」の地域があります。
それ以前の日付を選択した場合、正しいデータを表示できません。
(web地図上でこのデータを利用したコンテンツを公開しようとされる方は、全国のデータ整備が完了するまでは1970年以降の日付に限って表示できるようにしていただけるとありがたいです)
現段階では仮公開です。データの構造等は予告なく変更される可能性があります。
領域データには市区町村のポリゴンと重なる湖のポリゴンを含みます。不要な場合はフィルターを使用してください。
海岸線及び湖岸線は、原則として5年おきの状況を反映しています。
各市町村境界は元の資料から適宜簡略化してデータ化しています。また一部推測を含みます。

使用方法

QGISで使用する方法
1.データソースマネージャから、「ベクタレイヤを追加」を選びます。
2.ソース型を「プロトコル」に設定します。
3.型を「HTTP/HTTPS/FTP」にし、URIに上記のFlatGeoBuf形式データのアドレスを入力します。
4.「追加」をクリックするとレイヤが追加されます。

5.時系列フィルタ設定のため、追加したレイヤのプロパティを開きます。
6.「時系列」タブをクリックし、「動的時系列コントロール」をONにします。
7.設定を「開始・終了の日時のフィールド」にし、開始フィールドを「START」、終了フィールドを「END」とします。

8.OKで設定を反映させます。時系列コントロールを有効にしていない場合、上部メニューの「ビュー>パネル>時系列コントローラ」で時系列コントローラを表示し、「アニメーション時系列ナビ」をクリックしてください。ステップを「1日」にするとその日付の地物のみが表示されるようになります。
※時系列設定を行わず、フィルタで表示する日付を設定することもできます。レイヤプロパティ>ソース>プロバイダ地物フィルタを開き、以下のように入力してください。
"START" <= '1950-04-01' AND "END" > '1950-04-01'
            
※領域データで湖を表示しない場合、フィルタで以下のように入力してください。
"TYPE" != '湖'
            
MapLibre GL JSで使用する方法 ※MapLibre GL JS上でpmtilesを使用するには、pmtiles.jsをインストールする必要があります。
コード例:

let pmProtocol = new pmtiles.Protocol();
maplibregl.addProtocol("pmtiles", pmProtocol.tile);

let map = new maplibregl.Map(
    container: "map",
    style: {
        version: 8,
        sources: {
            "polygon": {
                "type": "vector",
                "url": "pmtiles://https://hanishina.net/maps/tiles/polygon.pmtiles",
                "promoteId": "fid",
                "attribution": "<a href='https://hanishina.github.io/maps/' target='_blank'>地図地理Sandbox</a>"
            }, "line": {
                "type": "vector",
                "promoteId": "fid",
                "url": "pmtiles://https://hanishina.net/maps/tiles/line.pmtiles"
            }
        },
        layers: [
            {
                "id": "polygon",
                "source": "polygon",
                "source-layer": "polygon",
                "filter": [
                    "all",
                    ["<=", "START", "2000-04-01"],       //←表示する日付を入力
                    [">", "END", "2000-04-01"],          //←同上
                    ["!=", "TYPE", "湖"]                    //←湖を非表示にする場合
                ],
                "type": "fill"
            }, {
                "id": "line",
                "source": "line",
                "source-layer": "line",
                "filter": [
                    "all",
                    ["<=", "START", "2000-04-01"],       //←表示する日付を入力 
                    [">", "END", "2000-04-01"]           //←同上
                ],
                "type": "line"
            }
        ]
    }
);
            

使用データ・参考資料

行政界

地理院地図
国土地理院(陸地測量部)発行の20万分の1地勢(帝国)図/5万分の1地形図/2.5万分の1地形図

・旧版地形図/過去の地理院地図の閲覧には以下のサイトを使用。
今昔マップon the web
open-hinata
日本版Map Warper
地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)
全国Q地図

・以下のデータは行政界作成の際に参考として利用。これらを直接加工して作成したものではありません。
国勢調査町丁・字等別境界データ
歴史的行政区域データセットβ版
農林水産省 農業集落境界データ

市町村の合併情報

e-Stat :廃置分合等情報を探す
『全訂 全国市町村名変遷総覧』(市町村自治研究会監)
官報・都道府県公報
国勢調査報告書:市区町村の廃置分合、境界変更、名称変更一覧表
各都道府県編纂の市町村合併誌
  • 『道内市町村の沿革』北海道HP
  • 『青森県市町村合併誌』(青森県総務部地方課,1961) NDLデジタル
  • 『岩手県町村合併誌』(岩手県総務部地方課,1957) NDLデジタル
  • 『宮城県町村合併誌』(宮城県総務部地方課,1958) NDLデジタル
  • 『秋田県町村合併誌』(秋田県町村会,1960)
  • 『山形県市町村合併誌』(山形県総務部地方課,1963) NDLデジタル
  • 『福島県市町村沿革』(福島県,1956) NDLデジタル
  • 『町村合併の記録』(福島県総務部地方課,1958) NDLデジタル
  • 『茨城県市町村合併史』(茨城県総務部地方課,1958) NDLデジタル
  • 『栃木県町村合併誌』(栃木県,1955) NDLデジタル
  • 『群馬県市町村合併史』(群馬県総務部地方課,1963) NDLデジタル
  • 『埼玉県市町村合併史』(埼玉県総務部地方課,1960) NDLデジタル
  • 『千葉県町村合併史』(千葉県地方課,1979) NDLデジタル
  • 『東京都町村合併誌』(東京都,1957) NDLデジタル
  • 『神奈川県町村合併誌』(神奈川県,1958) NDLデジタル
  • 『新潟県市町村合併誌』(新潟県総務部地方課,1962) NDLデジタル
  • 『富山県町村合併誌』(富山県総務部地方課,1961) NDLデジタル
  • 『石川県町村合併誌』(石川県,1961) NDLデジタル
  • 『福井県町村合併誌』(福井県地方課,1961)
  • 『山梨県町村合併誌』(山梨県地方課,1971)
  • 『長野県市町村合併誌』(長野県総務部地方課,1965) NDLデジタル
  • 『岐阜県町村合併史』(岐阜県総務部地方課,1961) NDLデジタル
  • 『静岡県市町村合併沿革誌』(静岡県,1963) NDLデジタル
  • 『市町村沿革史 : 愛知の百年』(愛知県総務部地方課,1968) NDLデジタル
  • 『三重県町村合併誌』(三重県総務部地方課,1959) NDLデジタル
  • 『滋賀県市町村沿革史』(滋賀県市町村沿革史編さん委員会,1967) NDLデジタル
  • 『京都府市町村合併史』(京都府立総合資料館,1968) NDLデジタル
  • 『兵庫県市町村合併史』(兵庫県総務部地方課,1962) NDLデジタル
  • 『鳥取県町村合併誌』(鳥取県,1964) NDLデジタル
  • 『島根県の地名鑑』(島根県地域振興部市町村課,2017) 島根県HP
  • 『岡山県市町村合併誌』(岡山県,1960) NDLデジタル
  • 『広島県市町村合併史』(広島県総務部,1961) NDLデジタル
  • 『山口県町村合併史』(山口県総務部地方課,1958) NDLデジタル
  • 『愛媛県町村合併誌』(愛媛県,1964) NDLデジタル
  • 『高知県市町村合併史』(高知県市町村合併史編纂委員会,1974) NDLデジタル
  • 『福岡県市町村合併史』(福岡県,1962)
  • 『熊本県市町村合併史』(熊本県総務部地方課,1969) NDLデジタル 熊本県HP
  • 『宮崎県市町村合併小史』(宮崎県町村会,1984) NDLデジタル
  • 『鹿児島県市町村変遷史』(鹿児島県総務部参事室,1967) NDLデジタル
  • 『沖縄市町村三十年史 : 戦後市町村の歩み』(沖縄市町村三十年史編集委員会,1983) NDLデジタル
各自治体の例規集
各自治体の市町村史

ライセンス・免責

このデータは、目的を問わず利用・改変・再配布可能です。
出典を表記する場合は、当サイトの名称「地図地理Sandbox」または製作者の名前「はにしな」を表記してください。
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